豊島区 職員向け研修【参加型の場づくりを学ぶ〜「としまぐらし会議」から見えてきたこと〜】

日時
2020年11月25日(水)14:00〜16:30、30日(月)9:30〜12:00、14:00〜16:30(全3回)
場所
自由学園明日館
主催
豊島区「わたしらしく、暮らせるまち。」推進室
担当
ワークショップデザイン、ファシリテーター
人数
1回目:17名、2回目:13名、3回目:20名
対象
豊島区職員(任意・希望参加制)
目的

1.としまぐらし会議の3年間の歩みと成果を知る。
2.
参加型の場づくりのポイントを学ぶ。

内容

・オープニング(20分)
・第一部:としまぐらし会議の3年間の歩みと成果を知る(40分)
・第二部:参加型の場づくりのポイントを学ぶ(60分)
・クロージング(20分)

一言

この研修は、豊島区の「わたしらしく、暮らせるまち。」推進室が3年間やってきた「としまぐらし会議」での学びを、横でも分かち合うことで、他部署の仕事にも役立てるのではないか、という想いから、ご依頼を受けました。僕自身、初年度から「としまぐらし会議」の場づくりに関わっていたことから、このような研修を担当することになりました。

この場の参加は強制ではなく、希望制で、関心のある人・学びたい人であれば、区の職員は誰でも参加できる、という形での開催。それもよかったなあと思います。そもそも行政の体制は縦割り式が多く、各部署のノウハウはタコツボ化しやすい構造を持っているでしょうから、【横で学びを分かち合える・部署を越えて関係を結べる機会】は、とても重要だなと改めて感じました。お互いをなんとなく知っているからこそ、部署を越えて協働もしやすくなりますし、もっとこういった部署を越えた研修も増えていくといいなと思いました。

実施後のアンケートがあったのですが、そこでは、ありがたいことに、満足度10点中ほとんどが10か9で、最低でも8という評価をいただきました。記述コメントにも「記憶に長く残る研修となった」や「全職員が受けられたら良い」など、嬉しいフィードバックもありました。また、同じ研修を3回実施する仕立てだったので、ちょっとした改善もしながら常にアップデートしながら実施させてもらいました。

また、今回の会場がとても素晴らしかったです。国指定重要文化財の自由学園明日館の食堂。「いつもの研修室とは異なった場所で実施することで、場そのものが与えている影響を感じてもらいたかった」というのが意図でしたが、想像以上の影響力でした。100年もの歴史を持つ場のパワーは凄いなあと、改めて思いました。