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2014.05.30

問いはどう生まれるのか?−IAMASでのワールド・カフェ事例から−

2014年4月15日、岐阜県大垣市にある情報科学芸術大学院大学(IAMAS:通称イアマス)のモチーフワーク2014にて、ワールド・カフェを実施した。
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イアマスは、非常に面白い大学院で、「先端的技術と芸術的創造との融合を理念に掲げ、新しい文化を発信する教育機関として、また情報社会の中での新しい表現者の養成拠点として開学した」ところである。(詳しくは、HPをご覧ください)
◎情報科学芸術大学院大学(IAMAS)
http://www.iamas.ac.jp
そもそも、今回、イアマスに呼ばれたのは2回目で、学部生の頃に大変お世話になった恩師の金山智子先生が、現在は、イアマスの先生をしていて、ワールド・カフェのファシリテーターとして呼んでいただいた、という経緯がある。
時期的には、新入生(修士1年生)に向けて、「一年生だけでなく、教員・職員を含め、各々がお互いの理解を深め、様々なスタイルのプレゼンテーション・ディスカッションを組み合わせ、多様な視点を獲得を目指す」ことを目的にした「モチーフワーク2014」が行われていた。
その二日目のワークショップとして、ワールド・カフェの実施が決まっていた。
ただ、今回、特に、大変だったことは、テーマ(問い)の設定であった。というのも、目的が、「生徒も教員も職員もフラットに自分の意見や考えを交換できて、お互いの理解を深めること。また、そこから、多様な視点と気づきを得ること」であるから、ある意味、どんなテーマ(問い)でも構わない、ということだったからだ。
 
しかし、「どんなテーマでも」と言っても、参加者各人にとって、最も話したい、話してみたら面白い、と思えるような共有のテーマは、おそらく、潜在的にはあるはずで、それを探る為に、前日入りした私は、金山先生に紹介してもらい、様々な先生方に、アイデアや意見を聞いていった。
結局、随分と(約半日ほどは)、悩みに悩んだが、最終的には「イアマスの新しい校舎(環境)」について話し合うことに決めた。というもの、実は、イアマスは、今年度から新しい校舎に変わったばかりであったからだ。
以下の写真を見てもらっても分かるように、綺麗で、新しく、基本的には、それぞれの空間が開かれていて、人と人とのコミュニケーションが自ずと発生するような空間となっている。また、(写真にはないが)個人には、作業・研究スペース(ロフト)が与えられ、それぞれが、思うがままにカスタマイズし、自分のテリトリーを作るのだ。
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しかし、前の旧校舎を知っている教員・職員・修士2年生(以上)にとっては、比較できるが故に、多少なりの賛否両論があった。そして、どうも、話を聞いていると、実は、今、一番タイムリーなことであり、それぞれが思っている考えをお互いに聞きたがっているように(私には)見えた。

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ただ、問題は、旧校舎を知らない修士1年生である。そもそも、この「モチーフワーク」は、1年生向けのものであるわけだから、もっと、テーマを1年生が、話せる、話したがっているものにする必要があった。
そこで、「イアマスの新しい校舎(環境)」のことも踏まえた上で、「創造しやすい環境」について、話してもらおうと決めた。なぜならば、1年生にとっては、この大学院で、最短2年間で、最終的には、卒業制作物を創る、または、論文を執筆することは決まっている。つまり、修了時には、何かしら、モノであれ、コトであれ、論文であれ、新しい何かを「創造」しなければならなかった。
だからこそ、「どのような環境であれば、自分は、物事を創造しやすいのか?」という「自分の特性」を少しでも理解することは、最終的に、何かを「創造」することを助長するのではないかと考えたわけだ。また、他人(仲間)の「創造しやすい環境」を知っておくことで、お互いの配慮も生まれるだろうし、今後の院生生活がより円滑にいくことを狙った。
もちろん、当たり前のことだが、人にとって、「創造しやすい環境」とは、様々である。(そんなことは、話し合う前から分かっている。いや、むしろ、違いは前提である。)
しかし、そこで、面白いのは、お互いに違っていても、「同じ空間をお互いに有する」ということだ。つまり、お互いの「創造しやすい環境」が異なる上で、大学院の研究室は一つなのだ。
そこに一つの葛藤がある。
自分にとっての「創造しやすい環境」
相手にとっての「創造しやすい環境」
私たちにとっての「創造しやすい環境」
お互いのWantを見事に達成し合うことは可能なのだろうか?
そのような意味も込めて、ワールド・カフェの問いは、「創造しやすい環境とは何か?」に設定し、具体例から、しかも、言いづらいことも言えるように、補足の問いとして、「ぶっちゃけ、新しい今のイアマスの環境はどのように思いますか?」も同時に提示した。
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結果としては、(私から見るに)、狙いは成功したように思えた。
なぜならば、それぞれの「創造しやすい環境」の話や価値観が飛び交い、それらを交換・共有することができていたように見えたからだ。例えば、部屋が散らかっている方がより創造的になれる人もいれば、部屋がキレイな方がより創造的になれる人もいた。また、他の例を挙げれば、BGMがあった方が良い人もいれば、ない方が良い人もいた。また、こういう場面ではBGMは必要で、こういう場面では無音がいい、というような場面ごとに異なる、という声もあった。
また、空間的には、一人で集中したい時には一人でこもれる環境が良く、他者から刺激を受けたい時にはパブリックスペースがより良い環境となる。つまり、「目的や状況に応じて、創造する為に、その時に有効な環境は異なる」という意見もあった。
とすると、「創造性」に関しては、「個別性が高く、目的・状況による」という側面が見えてきたわけだ。
ただ、そこで話を終わらせるのは、非常にもったいない。最も、困難で、かつ、これから話し合う必要があるテーマは、その先にある(と私は思っている)。
それは、それぞれの「創造しやすい環境」が異なる中で、お互いに同じ空間を使うとして、「大学院でのパブリックスペースは、どうあるべきか?」または、「どういう環境であれば、お互いの創造性を、より良く発揮できるのか?」という問いである。
これは、もはや、「異なる他者と、どう在れるか?」という「共生・共存」の人類的な大きなテーマでもある。
ただ、さすがに、たった一回のワールド・カフェで、ここまでの深い哲学的な問いの答えは見出すことはできなかったと思うが、少なくとも、自分(や他者)が創造性を発揮しやすい環境とはどういうもので、自分(や他者)は、どのような特性や癖を持っているのか、ということを知る機会にもなったのかもしれません。
それだけで、今回のワールド・カフェとしては、会の目的と意図は、達成できたのではないかと思います。
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最後に、今回、この機会をくれた金山先生と、いろいろとお世話になった学部時代の後輩のべーやんと、この企画を受け入れてくれたイアマスに、心から感謝したいと思います。
ありがとうございました。
[追記]
今回、このブログ記事では、あえて、問いの設定の話(どのように問いを設定するのか?)から書いてみましたが、ワールド・カフェの問いを設定する全ての人にとって、何かしらの気づきや学びがあれば、幸いです。

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